【「たった1人」を確実に振り向かせると、100万人に届く】マーケティングの心遣いが分かる本
「たった1人」を確実に振り向かせると、100万人に届く。 (「市場の空席」を見つけるフォーカス・マーケティング)
- 作者: 阪本啓一
- 出版社/メーカー: 日本実業出版社
- 発売日: 2012/10/12
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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”情報があふれすぎてメッセージがまともに届かない時代は、狭く、濃く。 ”-BOOKデータベースより
【レビュー】★★★☆☆
【キーワード】マーケティング
マーケティングの本を探していたらAmazonがすすめてくるので、中古で購入。2012年と発行から時間がたっているが、内容的に古さを感じない。マーケティング初心者にはおすすめ。
内容
コアアイディア
「何をしたら潰れるか?」その回答になるのがコアアイディア。
コアアイディアは
・ひと言でいえる=シンプル
・伝えた相手が何らかの得をする
・つい伝えたくなる面白さ
マーケティングの本質は▲このアイディアを広めることにある。
アイディアの注意として、オリジナル+1ではなく、新しい1を。
それが「も」の誘惑。これだけじゃ不安だからこれ「も」やろうみたいな。
アレもコレもと足してオリジナリティを出すんじゃなくて、新しい喜びと驚きを生み出すのが大切。
とは言え私はよく「も」の誘惑に負ける。。。だからという訳じゃないけど、新しいモノって既存の組み合わせっていうからね。一概にはいえない気もする。
ここは、商品そのものになってくるので、マーケティングがテーマの本書は先に進みます。
次はそのコアアイディアを誰に伝えるか?
インタレストは絆を生む
情報社会の現代は絶え間なくメッセージを受信している。
不特定多数のDMなんかじゃ届かない。
だけど知り合いの声なら届く。
コアアイディアを好きになってもらったファンが他の誰かにすすめる時は、知り合い以上の誰か。もしかしたら親密な人かもしれない。
そうやって広めてもらう。なんかねずみ講みたいだけど(笑)
見知らぬ人を振り向かせる
そうは言ってもはじめは誰もが見知らぬ人。
HPやブログなどで振り向いてもらう所から。
ブログはテーマを絞った方が来てもらいやすいらしい。インタレストをしっかり絞る。
振り向いてくれた人と交流を深め、友達になり、コアアイディアに興味を持ってもらう。
そして商品を購入してもらう。さらに顧客やリピーターになってもらうように関係を深める。
1人1人を振り向かせていくことが、最終的に100万に届くことになる。
話が飛躍しすぎてるところもあるけど、不特定多数のマーケティングよりも心に届く気がする。
気になったこと
引用
”ミネルヴァのふくろうは、黄昏がやってくると初めて飛びはじめる”-ヘーゲル『法の哲学』
本
- 作者: ヘーゲル,Georg Wilhelm Friedrich Hegel,藤野渉,赤沢正敏
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2001/11
- メディア: 新書
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▲ちょっと読んでみたい。難しいそうだけど。。。
無一文から億万長者となりアメリカンドリームをかなえたヨシダソース創業者ビジネス7つの法則
- 作者: 吉田潤喜
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2011/11/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 2人 クリック: 85回
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▲商品のソースを売る前に自分を売ったことで成功した。
気付いたこと
2度目の真実
まとめ
不特定多数の人に送るよりも、確実に届くであろうインタレストグループを明確にして、そこに投げる。
それが結構むずかしいんだけど。
成功の秘訣は結局のところ「思いやり」ですね。
ファンの為に作るから好きになる。利己的なビジネスでは届かない。