【生命大躍進展】遺伝子に刻まれた進化の神秘とは?
遺伝子に興味が出てきたこの頃、上野で面白そうな展覧会があったので行ってきました。
夏休みもあってファミリー層でいっぱい。
子供向けなのでわかりやすく、写真も取れるので自由研究にはおすすめ。
内容
脊椎動物の辿る進化
様々な仮説がある【生命の起源】についてはひとまず置いておいて、顕微鏡でしか確認できない微生物から人類までの進化の過程を化石やレプリカ、動画などで見ることができる。
とくに目を惹くのが、カンブリア紀の生物。まるで腐海の蟲達のよう。再現した画像の着色に多少の誤差があるとしても、多様な姿が神秘的でした。
小さなバクテリアから一気に進化していく生命も凄いし、人ごみの中で何度も「ナウシカ」って聞こえるジブリも凄いと思いました。
ウイルスの感染が胎盤を生む
海から陸へと上がり卵を産んで育てていた先祖のなかで胎盤を手に入れたグループできた。
ちょっと見ずらいけど、↑このネズミみたいなヤツ。
そのDNAを調べてみるとウイルスのDNAと酷似していて、どうやらウイルスに感染したグループの中で生き残ったものが胎盤を手にしたらしい。
丁度この時期の地球は恐竜達が栄えていて生き残りの危機にあった先祖。
卵からおなかの中へ赤ちゃんを移した結果、赤ちゃんはより安全なおなかの中で長期間育つことができ、祖先たちは生存競争から生き延びた。
こうやって進化の過程を見ていると、たまたまの偶然が種を未来へと繋げているんだと実感する。胎盤という重要なキーポイントもウイルスによるもので、そこに神の意思や運命を読み解くこともできるし、逆に神秘などどこにも無くあるのは生き残ったという科学実験のような結果だけ。
ただただ、生命や自然の機械的な奇跡が面白く思う。
知識というモノ
胎盤を手に入れてからはご存知の通り恐竜たちは隕石で全滅して残った先祖は猿人系へと進化していく。
進化の過程で大脳新皮質を手にいれ知識を得た。
例えば肉食動物を見た時の恐怖、おいしいものを食べた時の満足感。そんな感情が脳を刺激して忘れられない出来事として記憶される。
そして、その情報が知恵となり人類が生き延びる最大の武器になった。
素手で獲物を仕留めていたある日、たまたま石が細く削れてそれが凶器となり獲物を仕留める。そんなどこにでもあるような偶然が記憶を持ったことで知恵となり文化となった。
そうやってどんどん脳が上書きされて今に至る。
遺伝子に火の点け方は刻まれていないが、社会には刻まれている。
DNAのように知識は受け継がれていく。
まとめ
顕微鏡でしか見えないほど小さな生き物は40億年かけて顕微鏡を作るまで進化した。
ただの結果だっとしてもやっぱり奇跡や神秘を感じてしまう。
地球って生命ってすごい!
そんな生命大躍進展は10月まで開催しているので、夏休みのファミリーから逃れてゆっくり見たい方は9月以降がいいかも。結構混雑してました。。。汗
他に上野で開催していたもの
両方とも気になるので間に合えば行きたい