【読んだら忘れない読書術】速読よりも深読すべし!身に付く読書とは?
”こうすれば、記憶に残すことができる!毎月30冊の読書をこなし、毎日40万人に情報発信!異色の精神科医が教える、脳科学に裏付けられた、本当に役立つ読書とは? ” -BOOKデータベースより
【レビュー】★★★☆☆
【キーワード】読書術
書店でタイトルに惹かれて購入。
全体的に読みやすく、読書のすすめから身に付く読書方法を紹介している。本好きの人が見ても納得できる内容だし、本が苦手な人でも読書への興味がでる。ただ読書エキスパートの人には物足りないかも?
内容
読書はすごい!
本を読むことはとても素晴らしいこと。本好きな人には当たり前だが見ていて「うん、うん」と頷ける。
・人生を変える本に出逢う
・文章力が上がる
・知識を増やすことで選択肢が増える etc…
それでも、日本人はあまり読書をしない傾向があり
「国語に関する世論調査」2013年度
【一か月に大体何冊くらい本を読んでいるか(雑誌や漫画を除く)】という質問に対して、1冊も「読まない」と答えた人が、全体の47.5%にものぼっています。驚くことに、日本人の半数近くが本を読む習慣がないのです。
「1、2冊」と答えた人が34.5%。「3、4冊」が10.9%。「5、6冊」が3.4%。「7冊以上」が3.6%です。
つまり、月に7冊読むだけで、あなたは読書量において日本人の上位4%に入ることができるのです。
ちなみに10冊読むと上位2%に入れる。3日に1冊のペースで頑張れば可能だけど、読める本はビジネス書など実用書になってくるな(私の場合)
もし古典系に手を出したらスキマ時間での読書ではなく、丸まる3日使っても読解できないかも(笑)
って質より量を勧めている内容になってしまっているが、ちょっと待った!
速読よりもより深く読む!
沢山読むことはいい事だが、身に付かなければ意味がない!
例えば、ある日、友人とこの本が話題になったとする。
「この本読んだよ」と言って「どんな内容だった?」と聞かれた時に
「えーっと、・・・読んだ本を忘れないようにする内容だった・・・うん」
では駄目なのだ。(そんなのタイトル見ればわかるし)
また、イベントなどで著者に会ったとする。
「本読みました!」と言って相手を喜ばせようと思っても「どこが良かった?」と聞かれた時に
「えーっと、・・・全体的に面白かったです。・・・へへ」
ではがっかりさせてしまう。(コイツちゃんと読んでないだろ的な)
ちゃんと読んでいるのにそれではもったいないし、意味もない。
そこで、この本のテーマでもある「忘れない読書方法」なのだ。
著者の話では『深読みできる本を見つける方法』より『速読方法』の方が世間では関心が多いらしい。
私も速読方法にはかなり関心がある。フォトリーディングも好きだし。
勿論、速読を否定しているわけではないく、大切なのは「読んだ本の内容を覚えているか?」
1週間に3回アウトプットする
脳が重要だと判断して覚える基準「繰り返し使う記憶」「心が動いた出来事」
それを利用して記憶を定着させる。
◆繰り返し使う
・本を読みながら、メモをとる、マーカーでラインを引く。
・本の内容を人に話す
・本の感想や気づきをSNSでシェアする
・ブログなどで書評、レビューを書く
一週間で3回アウトプットすると、繰り返し使う記憶として定着する。
自分の場合は読み終わったらツイッターで本の内容を箇条書きに3箇所書き込む。フェイスブックに簡易レビューを、ブログにはもっと掘り下げた書評を書く。
そんな感じでアウトプットしようと思った。
3回もすれば記憶に残るのも頷ける。結構大変だけど身に付かないよりいいハズ。
◆心が動く
・見たいと思った所から見る
・面白いと思ったら一気に読む
・著者に会いに行く
本を手にした理由、知りたいと面白そうだと思った内容から読む。小説とかじゃないから一から読まなければならない理由はないし、見たいと思う部分から見る方が記憶に残る。
確かに好きな小説とかはアウトプットしなくても覚えていられる。本当に面白いと思う本は睡眠時間削っても読んじゃうし。
著者に会うってのは運よくイベントがないと無理だろうけど心は動くなぁ。
心が動くってそうそうないことなので、動きそうな時は迷わず動かした方がいい。多少大げさでも感動するできるチャンスは逃さないほうがいい。
気になったこと
本
著者のおすすめの本を紹介してくれているのでその中で気になった本です。
全部読破したい。
GO WILD 野生の体を取り戻せ! 科学が教えるトレイルラン、低炭水化物食、マインドフルネス
- 作者: ジョンJ.レイティ,リチャード・マニング
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2014/12/24
- メディア: Kindle版
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▲原始人に生活習慣病は無かった。現在糖質制限しているのでちょっと気になる
▲親切をおこなうと「オキシトシン」が分泌される。健康を維持してくれるらしい。
幸福優位7つの法則 仕事も人生も充実させるハーバード式最新成功理論
- 作者: ショーン・エイカー,高橋由紀子
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2011/08/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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▲著書の2014年に読んだ本のベストワン。
▲簡単とはいえないアドラー心理学。わかりやすく読みやすいらしい。
フロー体験 喜びの現象学 (SEKAISHISO SEMINAR)
- 作者: M.チクセントミハイ,Mihaly Csikszentmihalyi,今村浩明
- 出版社/メーカー: 世界思想社
- 発売日: 1996/08
- メディア: 単行本
- 購入: 12人 クリック: 104回
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▲集中力を高めるために読んでみたい。
- 作者: ジョゼフキャンベル,Joseph Campbell,平田武靖,竹内洋一郎,浅輪幸夫,伊藤治雄,春日恒男,高橋進
- 出版社/メーカー: 人文書院
- 発売日: 2004/03
- メディア: 単行本
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▲ストーリー骨組みを説明している。
▲物書きになりたいと思うなら一度読んでみたい。
- 作者: デイヴィッドホロビン,David Horrobin,金沢泰子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2002/07
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 14回
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▲仮説らしいけどこの手の話は結構好きなので気になる。
▲発行が3年前なのでどこまで情報が変わっていないかわからないけど、一回読んでみたい。
キュレーションの時代 「つながり」の情報革命が始まる (ちくま新書)
- 作者: 佐々木俊尚
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2011/02/09
- メディア: 新書
- 購入: 57人 クリック: 2,260回
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▲キュレーターが注目されている現代、ちょっと気になる内容。
- 作者: イザヤ・ベンダサン,Isaiah Ben-Dasan
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1971/09
- メディア: 文庫
- 購入: 3人 クリック: 54回
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▲ユダヤ人についてほとんど知らないので、一度読んでみたい。
Amazon
Amazonのおすすめ機能は「世界最高水準の人工知能ブックコンシェルジュ」がすすめてくれている。もっとAmazonのおすすめを活用しようと思う。
気付いたこと
本を月に10冊読んで上位2%に入るとして、8対2の法則からみれば2%に入るチャンスだ。
全員が全員そうな訳じゃないだろうけど、世界の80%を引っ張る20%の成功者達は本を読んでると思う。
冊数だけではなく、身に付けることができたら最強。
3回アウトプットする方法は読書以外にも使えそう。見た映画の内容。セミナーの内容など。
せっかくのインプットはアウトプットさせよう。
まとめ
とりあえず3回はアウトプットする。今までキレイに本を読んでいたのでマーカーを使ってみよう。本に記入するのは、はじめは勇気がいるけど、記憶に残らないよりもいい。